ゆっくり生きることが健康への早道だった!『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』

健康

病気になりたいと思っている人はいないだろう。しかし病気になる人もいれば、なりにくい人もいる。その要因は自律神経であると断言する筆者の本を今回はご紹介する。なぜ自律神経がここまで大切かを紐解く本書は、自律神経の働き、そしてこれまで何となく知られていたことを自律神経を背景に明らかにしてくれる。男性より女性は長生きするのはなぜだろう、季節の変わり目に風邪ひく人が増えるのはなぜか。そんな日常の謎を解き明かしてくれる。

自律神経はどんな働きをしているのか?

自律神経を耳にしたことがある人も多いだろう。自律神経は交感神経副交感神経に大きく分類される。大まかに体のアクセルとブレーキの役割を担っている。体が寝ている間に呼吸が止まらず生きていられるのも自律神経のおかげだ。このバランスが崩れると病気や体調不良を引き起こすと筆者は語っている。

男性より女性が長生きするのはなぜ?

年齢を重ねると急激に体力の低下を感じることがある。様々な意見があるなか、大体男性は30代、女性は40代になると体力の急激な低下を感じている。この要因に何があるのかを調査した筆者たちグループは、副交感神経の働きが急激に下がるタイミングで体力の急激な低下を感じることがわかった。

なぜ副交感神経の働き低下=病気なのか?それは、血管の老化、免疫の低下に直結しているからだ。そのため急な衰えを感じるようになる。体感と同様に体の中も病気になりやすい体になっているのだ。

季節の変わり目に体調不良はなぜ起こる?

季節の変わり目に体調を崩すことが多いのは、よく知られていることだ。この時期に体調を崩すのは寒くいから風邪を引くと思っていないだろうか。実は自律神経の観点からこれは間違っていることが指摘されている。体調不良の原因は急激な「気温」変化だ。人間には体を一定に保とうとする働きホメオスタシス(恒常性)という機能があり体温を一定に36℃に保つことや重力で足元に溜まる血液を脳にも送るさせるようなことを行っている。

体の中では気温の変化に対応するべく、体温の上げ下げを行っており夏は副交感神経が優位に働き、冬は交感神経が優位に働くようになっている。これにより夏はリンパ球の動きが活発に、冬は白血球の動きが活発になる。

自律神経細胞
副交感神経 上昇
交感神経 減少
リンパ球 増加メンタル
副交感神経 減少
交感神経 上昇
白血球 増加感染症
気温変化で自律神経に影響する

朝は能力が高まる?

最近では「朝活」と言われる朝早起きをして活動することが話題になっている。朝は能力が高まると言われているがそれは本当だろうか?またその理由はなんだろう?

ここにも自律神経が影響している。朝は自律神経が働きを高めるタイミングなので能力が高まり、集中力が1日の中でも発揮しやすい。ただしこれは条件付である。次の2つが守られなければ朝早い時間でも能力は十分に発揮できない。

睡眠不足
朝早くとも、本人の睡眠が十分取れていないならば、自律神経の活動は停滞してしまう。早起きする時間に合わせて、早めに睡眠を取ることが活動能力を高めるポイント!

翌日やることを事前に決めていない
やることがないならば、自律神経も活発に働かない。能力があっても使い所がないならばこれは意味がない。

最後までご覧いただきありがとうございます。わかりみ商店では食事をはじめとした健康情報、ヴィーガン、エシカル情報を発信しています。また次回の更新をお楽しみに!

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