オーツミルクとは?メリットや美味しく飲む方法を紹介

オーツミルク ヴィーガン

あなたはオーツミルクを飲んだことがありますか?

オーツミルクは2021年3月にスターバックスのメニューに加わったことで知名度も広がり、最近ではテレビCMやスーパーでも見かけるようになりました。

しかし手軽に購入できるようになったとはいえ、まだ飲んだことがないという人も多いのではないでしょうか。

「なんとなく体にいいものだとは思うけど味はどうなの?」

「牛乳や豆乳と何が違うの?」

そんな疑問を持っている人も多いはず。

実はオーツミルクは「第3のミルク」と言われているほど注目を集めていて、健康や美容を気にしている人に強くオススメしたい飲み物なんです!

そこで今回の記事では、オーツミルクについて他のミルクとの違いやメリットを詳しく説明していきます。

また美味しい飲み方や摂り方も合わせて紹介するので、この機会にぜひオーツミルクを試してみましょう!

「第3のミルク」として注目を集めるオーツミルクとは?

そもそもオーツミルクの「オーツ」とはグラノーラやオートミールの原料としても知られているオーツ麦(えん麦)のこと。

オーツ麦を粉砕し、加熱などの処理を経て抽出されたのがオーツミルクです。

原料が植物でできているため、豆乳やアーモンドミルクと同じ植物性ミルクに分類されます。

動物性食品を摂らないヴィーガンやベジタリアンの人でも、気軽に飲めるミルクとしても愛されています。

マイルドな甘みで味も牛乳に近いため、牛乳ではお腹が緩くなってしまう人や乳アレルギーがある人にもオススメです。

またオーツミルクは栄養価が高く、健康やダイエットに対する効果も期待されていることからも人気を集めているのも特徴の一つ。

オーツミルクに含まれている食物繊維は糖の吸収を穏やかにする働きや、満腹感をもたらす働きがあります。

また、コレステロール値を低下させたり、血糖値を安定させたりする効果にも期待されているのです。

オーツミルクは環境にもやさしい!

オーツミルクは体だけでなく、環境にやさしいのも大きな特徴です。

例えば牛乳を製造する場合、乳牛を育てるための土地や飼料、水など多くの資源を消費してしまいます。

また牛のゲップから出るメタンは、二酸化炭素(CO2)の25倍もの温室効果があるとされており、地球温暖化問題の大きな要因とされています。

オーツミルクの製造過程では資源の消費を抑えることができる上、メタンガスも排出されません。

私たちが牛乳ではなくオーツミルクを選択することによって、資源や環境に対する負荷を軽減できるのです。

オーツミルクは他のミルクと何が違うの?

オーツミルク

私たちがよく知っているミルクには上の項目で紹介した牛乳の他にも、豆乳、アーモンドミルクなどがあります。

オーツミルクはそれらのミルクと比べて何が違うのでしょうか?

栄養面や味、特徴などを以下の表にまとめてそれぞれ比較してみました。

種類原料タンパク質特徴
オーツミルクオーツ麦植物性食物繊維やタンパク質が豊富
牛乳乳牛動物性カルシウムが摂取しやすい
豆乳大豆植物性大豆イソフラボンが豊富、グルテンフリー
アーモンドミルクアーモンド植物性ビタミンE、オレイン酸が豊富、グルテンフリー

牛乳との違い

牛乳はオーツミルクに比べると、タンパク質・脂質・炭水化物が多く含まれているため、ややカロリーが高いのが特徴です。

牛乳に含まれるカルシウムは体への吸収率が高く、効率よくカルシウムの摂取ができます。

また味はコクが深く、飲み物としてだけでなく料理や製菓にも幅広く使われる点もオーツミルクとの大きな違いと言えるでしょう。

オーツミルクが植物性タンパク質でできているのに対し、牛乳は乳牛から搾乳して取れる動物性タンパク質のミルクです。

そのため動物性食品を摂取しないヴィーガンやベジタリアンの人には、オーツミルクがピッタリです。

豆乳との違い

豆乳は大豆を絞って作られるミルクで、オーツミルクと同じ植物性のタンパク質が摂取できます。

豆乳とオーツミルクは味に大きな違いがあります。

オーツミルクはさらっとしていてマイルドな甘みがあるのに対し、豆乳は甘みが少なく大豆特有の豆の風味と、とろっとした舌触りが特徴です。

豆乳独特の風味や舌触りが苦手という人には、オーツミルクがオススメです。

オーツミルクは穀物のオーツ麦を原料としていますが、豆乳は大豆が原料のためグルテンフリーの食事を意識している人には、豆乳がピッタリです。

また豆乳はオーツミルクに比べて鉄やタンパク質が多く含まれているため、貧血気味の人や筋肉をつけたいという人は積極的に豆乳を摂取するといいでしょう。

アーモンドミルクとの違い

アーモンドミルクはアーモンドから抽出されており、オーツミルクと同じ植物性のミルクに分類されます。

オーツミルクに比べると全体的な栄養バランスは劣るものの、抗酸化作用のあるビタミンEが豊富に含まれているため、老化防止効果が期待できます。

アーモンドの香ばしい風味がありますが、甘さはオーツミルクよりも控えめで、かなりあっさりとした飲み口が特徴です。

そのため風味付けとしてコーヒーなどのドリンクに混ぜるならアーモンドミルクが適していますが、料理や製菓にはコクがあるオーツミルクがピッタリと言えるでしょう。

幅広く楽しめる!オーツミルクの美味しい摂り方

オーツミルクはやさしい甘みがあり牛乳に近い味なので、そのまま飲んでも美味しく頂けますが、もっとオーツミルクが美味しくなる楽しみ方を3つ紹介していきます。

・コーヒーや紅茶に入れる

オーツミルクのコクと甘みはコーヒーや紅茶との相性抜群です。

特にオススメなのが、オーツミルクを泡立ててフォーム状にして加えること。

オーツ麦の香りがふわっと立ち、コーヒーや紅茶を引き立ててくれます。

紅茶であればシナモンを加えてチャイ風にすると、一味違ったティータイムになること間違いなしです。

・オーツ麦が入ったグラノーラやオートミールにかけて食べる

オーツ麦入りのグラノーラやオートミールにオーツミルクをかけて食べると、より一層香ばしさが際立って、オーツ麦を美味しく堪能することができるのでオススメです。

オートミールだけでは甘さが物足りないという人でも、オーツミルクをかけることで甘さがプラスされ食べやすくなります。

もっと甘さが欲しいという人はバナナ、イチゴなどのフルーツやはちみつを加えてみてもいいでしょう。

・スープにして飲む

オーツミルクに含まれる食物繊維は温めて飲むと、便秘解消やデトックス効果も期待できます。

クラムチャウダーやポタージュなどのスープはもちろん、シチューやクリームソースに加えるのもオススメです。

食物繊維の働きは多少弱まってしまいますが、牛乳や豆乳に比べて脂質が少なくさっぱりしているため、冷製スープにもピッタリです。

オーツミルクを美味しく摂りながら環境にもやさしい毎日を

オーツミルクは美味しい・栄養が豊富・環境にやさしいといった多くのメリットが詰まっています。

また植物性食品なので、ヴィーガンやベジタリアン、乳アレルギーがある人でも気軽に摂取することができるのも大きな特徴の一つです。

牛乳、豆乳に続く「第3のミルク」として私たちの生活にも少しずつ浸透し始め、カフェやスーパーでも気軽に購入できるようになりました。

今まではオーツミルクを飲んだことがない人も、健康や地球のためにぜひ摂り入れてみてはいかがでしょうか?

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