今年の夏はエシカル浴衣で地球にやさしく涼を楽しもう!

サステナブル

8月に入り猛暑日が続くようになってきました。

少し外に出ただけでむわっと熱気に包まれて汗ばむので、この時期は外出するのも一苦労ですよね。

そんな今の時期のお出かけにオススメなのが浴衣です!

浴衣といえば、お祭りやイベントに着ていくような特別なものというイメージがある方も多いかもしれません。

しかし、浴衣はエシカルで環境にもやさしく暑さを乗り越えられるため、夏の日常使いにピッタリなアイテムなんです。

今回の記事では浴衣がエシカルな理由や、浴衣の素材を選ぶ際のポイントなどを詳しく説明していきます。

着付けができるかどうか不安な方でも大丈夫。

誰でも簡単に自分で着付けられる浴衣もあわせて紹介しますよ。

エシカルな浴衣でおしゃれも涼も楽しみつつ、暑い夏を乗り切りましょう!

実はとっても地球にやさしい!浴衣がエシカルな理由とは

浴衣は日本の伝統的なファッションである着物の種類の一つです。

最近では一部ポリエステルなどの素材で作られているものもありますが、基本的に浴衣は木綿や麻などの植物由来の自然な素材でできています。

浴衣が製造される際には直線に布を切り出すため、布地の余りや切れ端などが少ないのも特徴の一つです。

もし布地が余ってしまっても、巾着や下駄の鼻緒などに使えるため無駄な布地を最小限に抑えられます。

また浴衣の柄やデザインは流行に左右されることなく楽しめるので、洋服のようにトレンドが終わったら着られなくなるということもありません。

それに加えて着付ける時にお端折りでサイズが調整できるため、色んな体系の人でも綺麗に着こなすことができます。

旅館などの部屋着として置いてある浴衣を想像してみてください。

大人用の浴衣は大体がフリーサイズの浴衣が用意されていますが、男女関係なく着られますよね。

洋服のように自分に合ったサイズを細かく探す必要がないため、家族でシェアしたり古着ショップで気軽に購入できたり、1枚の浴衣を長く着られる・廃棄されることがあまりないというのもエシカルなポイントと言えるでしょう。

「まとめ:浴衣がエシカルな理由」
・自然由来の素材で、布地の無駄なく作られている
・流行やサイズに左右されずに着れるため、1枚の浴衣を長く着用できる

肌にも地球にもうれしい!浴衣を選ぶならエシカルな素材のものを

先ほども紹介しましたが、主に浴衣は木綿(コットン)、麻、ポリエステルで製造されています。

ポリエステルの浴衣は比較的安価で手に入りますが化学繊維でできているため、木綿や麻などの自然繊維のものに比べると、あまりエシカルであるとは言えません。

浴衣を選ぶ際は、木綿、もしくはその2つがミックスされた綿麻の素材で作られたものを選びましょう。

ポリエステル製のものに比べると、木綿、麻、綿麻製の浴衣の価格は少し高く感じるかもしれません。

しかし浴衣自体はデザインやサイズを問わず長期間着られるため、長い目で見ると洋服よりもお得です。

古着ショップやフリーマーケットなどを利用するとお手頃に購入できるので、値段が気になる人はぜひチェックしてみましょう。

ここからは木綿、麻、綿麻素材の浴衣の特徴をそれぞれ紹介していきます。

ぜひ浴衣選びの参考にして、ご自身の体質や好みに合った浴衣を見つけてみてくださいね。

木綿(コットン)ってどんな素材?

木綿は日本でも広く使われている衣服の素材で、特徴は何といっても優れた吸汗性です。

湿度が高く汗ばむ夏の時期にピッタリなので、汗っかきさんにオススメ

また同じ木綿素材の浴衣でも、織り方によって着心地が異なるのも木綿の特徴として挙げられるでしょう。

織り目が透けるように織られた「綿絽」は、通気性もよく透け感があり見た目にも涼しく感じられます。

また生地に凹凸が出るように立体的に織られた「紅梅織」「しじら織」などの浴衣は、肌に触れる部分が少ないため、浴衣が肌にペタッと付くのを防げて、快適に着られます。

麻ってどんな素材?

木綿が普及する江戸時代までは衣服の素材として麻が主に用いられており、日本人に馴染みのある素材の一つです。

麻は軽くて通気性に優れているので、浴衣を着て涼を感じたい人にオススメ。

速乾性も高いため、汗ばむ夏でも快適に着られます。

自宅で手洗いできるというお手入れの手軽さも嬉しいため、1枚持っておくと便利です。

綿麻ってどんな素材?

綿麻とは、木綿と麻をミックスした混合素材です。

木綿と麻の混合比率によっても着心地は変わりますが、木綿100%よりも乾きやすく、麻のようにさらっとした肌触りが特徴です。

木綿と麻のいいところを混ぜ合わせたような素材で、浴衣を着るのにあまり慣れていない人にオススメ。

ふんわり肌にやさしい浴衣が好きな人は木綿が多いものを、浴衣が肌にベタつかずさらっと着たい人は麻が多いものを選びましょう。

他にも環境にやさしい素材がある

上記で紹介した木綿、麻、綿麻ほど広く普及していないものの、環境にやさしい素材で作られた浴衣は他にもあります。

障子や半紙に用いられる「和紙」高級感や上質感が漂う「絹」、自然由来の染料でできたアフリカの布である「パーニュ」などさまざま。

環境にやさしい配慮がされているのとともに、浴衣のデザインや色味なども一般的なものと少し違いそれぞれに個性があります。

他の人とは被りたくないという人は、和紙や絹、パーニュでできた浴衣に袖を通してみるのもオススメです。

着付けが苦手でも大丈夫!二部式(セパレート)浴衣

ここまで浴衣がエシカルな理由や魅力、浴衣を選ぶ際の素材のポイントなどを紹介してきました。

しかし、普段あまり浴衣に馴染みがない人にとっては、いざ買おうと思っても、浴衣の着付けが自分でできるのかなと不安に感じてしまいますよね。

着付けが面倒くさいという理由で、浴衣を着るハードルが上がっている方も多いのではないでしょうか。

実は誰でも簡単に自分で綺麗に着付けできる、二部式(セパレート)浴衣というのがあるんです!

通常の浴衣は1枚で繋がっており着丈を着付け時に調整する必要があります。

一方、二部式浴衣は上半身部分と下半身部分が分かれており、簡単に着られるうえ、着崩れもしにくいという優れもの。

甚平のような感覚で手軽に着付けができて、見た目も綺麗な浴衣なので、普段使いにとてもオススメです。

製造しているメーカーによっては、帯も既に形作られたものをマジックテープで留めるだけの簡単な工夫がされています。

着付けに自信がない、カジュアルに浴衣を着たいという人は、ぜひ二部式浴衣をチェックしてみてくださいね。

暑い夏はエシカルな浴衣で涼しく乗り切ろう

浴衣は自然由来の環境にやさしい素材で、夏の暑さを乗り切れるよう工夫して作られているため、昔から日本では多くの人に愛されてきました。

現代では洋服の方が浸透していますが、その伝統は今でも続いており夏の風物詩に浴衣は欠かせません。

むしろ洋服が浸透しすぎて、私たちが住む地球環境にも悪影響を与えている今だからこそ、もう一度浴衣を着るのがオススメです。

浴衣はデザインやサイズを選ばずに、世代を超えて長く着られる素晴らしい衣服です。

今では簡単に自宅で着付けができるように作られている浴衣もあり、誰でも気軽に始められる夏のエシカルでもあります。

環境にも配慮しつつ、夏を楽しむために、ぜひ今年の夏は浴衣にチャレンジしてみませんか?

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