日本人のほとんどが「甘いもの中毒」になっている。そう語る筆者の書籍『甘いもの中毒』あなたはどうですか?甘いものは苦手だ!嫌いだ!という方もいるかもしれません。では白いご飯はいかがですか?さらにパン、麺類はどうでしょう。
ご飯、パン、麺も糖質に含まれ健康を害するというのは、多くの人が既に知っているかもしれません。近年はコンビニやスーパーで糖質ゼロや糖質カット、低糖質の商品が大きく描かれ売り出されています。なんと糖質関連市場は3,000億円規模と言われています。
筆者の語る結論は、糖質の摂取を制限した食事に切り替えることで健康を手に入れようというシンプルな内容です。そこに至るまでの過程を一部今回はご紹介します。
まずは甘い砂糖が広がる歴史をご紹介
日本に砂糖がやってきたのは8世紀ごろ唐(現在の中国)からやってきました。当時は貴重だったことから薬として用いられていました。輸入をはじめ徐々に国内でも原料となるサトウキビなどを植えていきました。そこから消費量は徐々に伸びていきます。
明治には5kg
第二次世界大戦前には15kg
第二次世界大戦後には28kg とピークを迎えます。
現在は20kg程度です。
2015年時点の農水省データによれば、日本の砂糖自給率は33%でありほとんどが輸入に頼っていることがわかります。世界でも屈指の輸入大国です。
甘いものは麻薬である
甘いものを食べた時、あなたはどんな気持ちになりますか?甘いものはおいしくて疲れが取れて元気になったように感じませんか?砂糖が与える力は脳に直接働きかけるのでとても強力です。そのためこの体験をしてしまうとまた摂取したくなり糖質過多に陥ってしまうのです。
これって何か別の違法物質に似てませんか?そうです麻薬です。脳に直接働きかけて快感の毛色が一度できるとまた体に入れたくなる。この構造はまさに依存症になっていく過程と酷似しています。麻薬と同様に砂糖でも純度が高いものほど快感を覚えます。だからこそ、精製された砂糖よりも純度の低い黒糖や粗糖を選びましょうと言われています。
白米も甘いものに含まれる
上のブロックでは砂糖を中心に取り上げましたが、体で分解されブドウ糖となる白米も糖質に含まれ甘いものに分類されます。もちろん砂糖のように純度の低い精製されていないお米、玄米などに置き換えることで血糖値の上昇を抑えられ、依存度も低く抑えることができ食べ過ぎを封じることができます。
いかがだったでしょうか。中毒というと言葉は激しいですが、実は知らず知らずのうちに自分がその渦中にいるとしたら恐ろしいことではないでしょうか。改めてお腹に手を当ててこれからの健康を考えた時おのずと何を口に入れ、何を入れないべきかが見えてくるはずです。事実に気づけた今日から健康への一歩を踏み出すことが出来ます。
あなたのその一歩が未来のあなたを救うことにつながっています。
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