【2022年8月更新】そもそもヴィーガンって何?考えていることから、よくある質問まで徹底解説🌿【最新ニュースまでおさらい】

ヴィーガン

ヴィーガニズムは、「食用、衣類、その他の目的での動物のあらゆる形態の搾取と残虐行為を可能な限り排除しようとする哲学と生き方であり、ひいては開発を促進し、動物、人間、環境の利益のために動物を含まない代替品を使用すること。食事の用語では、完全にまたは部分的に動物に由来するすべての製品を省くことを意味します。」

Definition of veganism –The vegan society

「ヴィーガンとは、すべての動物の命を尊重し、犠牲を強いることなく生きるライフスタイルのことです」。つまり「動物からできるだけ搾取しない」「犠牲を最小限に抑える生き方」

ヴィーガンニュース📰

韓国、おやつからレストランまで「ビーガン」が人気へ|6月3日 韓国経済新聞

韓国はヴィーガン人口が国民の約5%ながら、100%ヴィーガンメニューのみのレストランやだいたい肉の事業が拡大している。食料だけでなく飲料の市場も拡大している。牛乳を代替する植物性飲料市場は2020年から2025年で年平均約9%成長すると見込まれている。

▼韓国のヴィーガンに取り組む企業
プルムウォン

今後も韓国や他国の動向に注目したい!

記事リンク: 韓国、おやつからレストランまで「ビーガン」が人気へ (新しいタブで開きます)

【コストコ新商品】ヴィーガン食を気軽に取り入れられる!常備しておきたい野菜たっぷりカレー|7月3日 magacol

ヴィーガン食を取り入れるのにハードルが高いと思われていますが、レトルトカレーとして複数のメーカーからプラントベース商品が発売されています。今回の記事はコストコで買える商品を紹介していますが、確認してみるとAmazonでも購入可能だったので下にリンクを掲載しておきます。

記事リンク: 【コストコ新商品】ヴィーガン食を気軽に取り入れられる!常備しておきたい野菜たっぷりカレー|Mart

よくある質問💬

ここからはヴィーガンに寄せられるよくある質問をまとめていきます。あくまでも私の考えなので、全ヴィーガンに当てはまる訳ではありませんが、思考の参考になると思います。

ベジタリアンと何が違うの?

ベジタリアンにも分類がありますが、ざっくり言うと食事だけにフォーカスした好みの傾向です。ヴィーガンは食事も含め、衣服、生活用品の中から動物を犠牲にする商品は使わない / 買わないことを主軸にした生活スタイルのことです。

植物は犠牲にしていいのか?

「意識」のあるなしが判断基準になると考えています。また、動物を犠牲にしないという考え方とともに地球環境を守るために菜食は合理的です。畜肉による地球資源のダメージは大きく、牛のゲップによるメタンガスの排出、牧草を育てるための水、牧草や牛を移動するための輸送資源、これらを使い過ぎていることが問題であると思います。

健康に悪いのでは?

もちろん体質によると思います。しかし肉食をせずとも菜食から体を維持するために必要な栄養、エネルギー源が確保できる事は科学的にも明らかです。

ヴィーガンって宗教みたい / 宗教?

ライフスタイルであって宗教ではありません。教祖はいませんし、あなたも今日から始めることができます。

全人類がヴィーガンになったら持続可能でなくなるのでは?

今使われている資源よりも、少なく食糧が調達できる世界になるのでより持続可能性は上がると思います。地球環境面、飢餓をなくすことにも菜食は繋がります。

昔から動物を人類は食べてきたのだから肉食の方が自然なのでは?

それは必要な分を必要な量取っていた時代では自然ですが、現在私たちの食卓は肉食に溢れ過ぎています。この欲を満たすために工場型畜産が日夜行われていることで、家畜として扱われる動物だけが不自然に増やされています。

作物の栽培で動物が犠牲になりませんか?

これはその通り。人間同様作物から栄養を摂取している動物に影響は少なからずあります。ただし、人間が生きていくための食糧確保でその犠牲を最小限にして生活するために、ヴィーガンが現段階において最適解であると思います。

動物と人間は別種なのだから、別に配慮する必要はないのでは?

別種であっても地球という大きなプラットフォームに暮らす私たちは相互に影響しあっています。最も繁栄している種である人間が種の中で偏った行動をすることで、その反動やしわ寄せは人間にも跳ね返ってきます。多くの動物、植物たちの循環、そしてバランスによって私たちの生命が維持されていることを忘れてはいけません。

ヴィーガンをするもしないも、個人の自由じゃないですか?

もちろん個人の思考や嗜好は人それぞれであって然るべきです。しかし動物を搾取している、生態系のバランスを著しく歪めていること、動物食を食べなくても暮らしていけることを知った上で生活に向き合う必要があると思います。この暮らしは地球にとっても人間にとっても、そしてあなたの体にとっても持続可能ではないライフスタイルであると私は思っています。だからこそ、その事実を知って行動して欲しいと思っているのです。

食べ物に感謝して食事しているのだからいいのでは?

食事への感謝はとても大事なことです。ですが少し視点を変えてみましょう。あなたが誰かを傷つけてしまった時、つまり加害者になった時相手への感謝が被害者の苦しみを軽減することができるでしょうか。きつい言い方になってしまいますが、感謝や供養は加害者側から見れば、行動を合理化することができるものです。自身が被害者でない時だけ使える、言い逃れ先になっていませんか?

スーパーで買えるお肉は、もう殺されているのだから食べても別にいいのでは?

資本主義では、売れるものはさらに売り、売れないものは販売をやめます。私たちがお肉を購入することでさらにお肉の量は増え、さらに市場に出回ることになります。これを減少に向かわせるためには、買わないことで市場に対して、生産者に対して意思を表明することが大切です。これ以上犠牲を増やさないためにも、一回一回の買い物が世界の将来を握っているのです。

ヴィーガンって草ばっかり食べているの?

主な食事は野菜中心ですが、草ばかり食べているわけではありません。大豆製品を筆頭に豆腐や納豆、その他果物やお菓子(大福やだんごなど)も食べます。動物性食品を避けるだけで、食事の多様性や愉しみが失われるわけではありません。むしろこれまで考えてこなかった意識を持つことで、選択する楽しさがあります。

ヴィーガンが増えたら畜産関係者が職を失いませんか?

失いますが必ず代替する職業が生まれます。これまでの歴史で同じことは常に起こってきました。例えば、燃料について昔は鯨油(鯨の油)を燃料に使っていましたが、現在は灯油・植物油に代替されています。さらに移動手段は馬車を使っていましたが、現在は移動手段として馬に乗る人はほとんどおらず自動車や電車を使っています。鯨を捕獲する職、馬を操作、飼育する職は新たな産業に代替されました。代替されてもその分巨大な産業が生まれ、人々の生活は豊かになっていきます。ヴィーガンが増えることで新しい産業が生まれることは各自で現在もヴィーガンテック企業は数多く誕生しています。

肉や乳製品の代替品を食べるということは、動物製品が本当は食べたいのでは?

食事を楽しむという観点で代替製品を食べています。食事は味だけでなく風味、見た目、食感とさまざまな触覚を使うことができる体験です。それを多様に楽しむことが代替食を食べることで可能になります。

犠牲をゼロにすることはできないからヴィーガンになっても無駄では? 

100%ゼロというのはすぐに達成できる目標ではありませんが、徐々に減らしていかないとそこに到達することは絶対にできません。ヴィーガンが1人でも増えることはその犠牲を少しずつ減らすことにつながっています。個人の取り組みが少しずつ大きくなれば、社会的の声となって政治や企業がさらに動きやすくなっていきます。スマートフォンが普及したことで政府ならびに企業はこれらを基盤とした政策と商品を作るようになりました。普及すること人口が増えることは、投票活動と似ていて、その声を社会に訴えることができるのです。

我々が食べなければ、家畜は存在することができないのでは?

家畜と呼ばれている牛や豚、鶏が存在していることはもちろん自然です。しかし今のバランスは極端におかしくなっているのです。人類の100倍を超える彼ら動物が殺されるために飼われているのです。これは人類を満足させるためだけに存在している今の状態こそ不自然であり是正しなければいけません。これは奴隷労働が合法とされていた頃の考えと似た部分があります。同じ人間なのに種を差別している状態です。同じ動物として種の差別はなくしていくべきではないでしょうか。

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