『ポテチを異常に食べる人たち』ソフトドラッグ化する食品の真実

健康

おいしいというより、気持ちいい

遅い時間まで残業して、オフィスにある置き菓子を毎日買っていたり、仕事終わりにコンビニでお菓子を買い込んで夜中から食べていませんか?空腹というより習慣としてお菓子を食べている。そして「体に悪いことはわかっているけれどやめられないんだ」そんな人はあなただけではありません。

今回取り上げる本書にも、毎日のお菓子をやめられずに悩んで3名が著者のもとを訪れます。スナック菓子は食品としてスーパーやコンビニで安く手に入りやすいです。しかし他の食品では得られない感覚を受けられるという意味で、ドラッグと同じ位置付けとして著者はソフトドラッグと呼んでいます。スナック菓子は依存してしまうと満腹でも止めることができません。さらに社会ではスナック菓子をドラッグとして認識していないことも問題点として挙げられています。

うまみカルテットの力

スナック菓子はもちろん人間の喜ぶ味わいに仕上げてあります。特に次に挙げる4種類は、子どもから大人まで大好きな味わいです。

油、砂糖、うまみ調味料(アミノ酸)、食塩

みんなが好きな味わいとして必要悪でありながら、強烈すぎるので子どもの時期からこの味に慣れてしまうと濃い味でないと知覚できないあるいは満足できない体になってしまいます。

人間はみんな小さな病気持ち

「わかっちゃいるけどやめられない」そんな自分自身を知って、向き合うことで少しずつその病気を克服する足がかりになるのではないでしょうか。完全に絶ってしまうと、むしろ体調が悪くなることもあるので、まずは折り合いをつけながら食事の大切さを知ってもらえると嬉しいです。

わかりみ商店では、ヴィーガンをはじめとした健康情報そして、地球環境保護につながるサステナブルな情報を発信しています。また次回をお楽しみに。

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