9月も半分が過ぎると、朝晩が涼しくなってきて秋も少しずつ深まってきました。
みなさんは秋のイベントといえば、何を思い浮かべますか?
運動会や文化祭、紅葉狩りなどもありますが、ほとんどの方がハロウィンを思い浮かべたのではないでしょうか。
テーマパークやショッピングモールなどではすでにハロウィンのイベントが始まっているところもあるようです。
日本でも浸透しつつあるハロウィンですが、盛り上がるために欠かせないのが飾りや仮装ですよね。
ハロウィンの飾りや仮装のコスチュームなどは、シーズンが終わるたびに捨てて、また次の年に新しいものを買ってしまっていませんか?
ゴミが多いということは、それだけ無駄なものが多く、環境にも悪影響だといえます。
そこで今回は、なるべく無駄やゴミを減らした、サステナブルなハロウィンの楽しみ方を紹介していきます。
ぜひ最後まで読んで「地球を大切にする」と「ハロウィンを楽しむ」を実践してみてくださいね!
そもそもハロウィンってなに?サステナブルにする必要とは?
そもそもハロウィンとは、秋の収穫を祝う&悪霊を追い払うために10月31日に行われる、アイルランド発祥とされるイベントです。
現在ではさまざまな国でハロウィンが広がっており、特にアメリカでは秋の習慣として文化に深く根付いています。
アメリカにおけるハロウィンは、子どもたちが仮装をして近所にお菓子をもらいに行くのが一般的です。
その仮装をするというのから転じたのか、日本人にとってハロウィンは「仮装イベント」だと認識している人も多いのではないでしょうか。
ハロウィン前後の週末は、仮装をした若者で街が溢れているというニュースも毎年のように流れています。
そして若者が溢れかえった後の街は、残念ながらゴミも溢れかえっているというのも有名ですね。
また最近では100円ショップでも可愛いハロウィングッズが販売されていたり、ネット通販で仮装のコスチュームも手軽に買えるようになりました。
飾りやコスチュームは使い捨てで、毎年新しいものを購入している人も多いのが事実です。
安価に購入できる飾りや衣類などは、コストを抑えるために環境に悪影響を与える素材でできているものが多いのです。
(衣類の廃棄がもたらす環境への悪影響については以前の記事でも紹介しているので、気になる方はコチラから読んでみてくださいね)
つまり、このまま私たちが環境に対して何の配慮もせずにハロウィンを楽しんでしまうと、地球環境の悪化をどんどん加速させてしまうということ。
ハロウィンのようなイベントを楽しむ気持ちも大切ですが、地球に対してできることはないか常に考えて楽しむようにしましょう。
サステナブルなハロウィンの実践方法
ではここからは実際に環境にやさしいサステナブルな配慮をしつつ、ハロウィンを全力で楽しむ方法をご紹介していきます。
ハロウィンの飾りは毎年リユースするかDIYしよう
ハロウィンの飾りはオーナメントやランタン、置物などが多いですが、そのほとんどはハロウィンのシーズン以外では使えないものばかりですよね。
「また来年買えばいいし捨ててしまおう…」と、すぐにゴミとして出す人も多いのではないでしょうか。
それならハロウィンの飾りは新品のものを買うのではなく、
・捨てずにとっておいて毎年同じものをリユースする
・家にあるものを使ってDIYする
という方法でサステナブルなハロウィンに変えることができます。
リユースする
100円ショップで売られているような安価な飾りは簡単な作りのものが多く、毎年使えるほどの耐久性がないものがほとんどです。
少しお値段は張っても、しっかり作られたハロウィンの飾りを選ぶことで愛着も湧き、毎年使うことができます。
DIYする
ハロウィンの飾りのDIYはネットで作り方が検索できて、身近なもので簡単に作ることができます。
例えば、缶を真っ黒にペイントしてゴーストやかぼちゃの形に穴を開ければ、ハロウィンに欠かせないランタンの完成です。
トイレットペーパーをオレンジの布で包んで、芯の間に刺すように木の枝を入れると、かぼちゃの飾りが作れます。
ぜひ楽しみながら、ハロウィンの飾りのDIYにチャレンジしてみてくださいね。
仮装用のコスチュームはレンタル、リメイク、フリマを活用
ハロウィンの楽しみは仮装をすることだという人も多いはず。
日本では子どもだけでなく、大人も仮装をしてパーティーをしたり、街に出かけて写真を撮る人も多いですよね。
せっかく仮装するなら、トレンドや気分に合わせて毎年違うコスチュームを着たいもの。
とはいえ毎年新しいコスチュームを買っていては、無駄も多く費用も馬鹿になりません。
それならハロウィンの仮装用コスチュームは、レンタルする、リメイクする、もしくはフリマを活用しましょう!
レンタルする
レンタルなら魔女や小悪魔、ゾンビなどのハロウィンにピッタリなコスチュームが1000円代から借りられます。
ネットから写真を見て衣装を選ぶことができて、配達希望日やレンタル期間の設定も可能です。
最近ではコスプレの人気が高まっていることから、アニメや漫画のキャラクターの衣装をレンタルしているところも増えてきています。
ゴミを出すことなく仮装が楽しめますし、毎年違うコスチュームを着ることもできるのでオススメです。
リメイクする
アイデア次第でハロウィンのコスチュームはリメイクもできます。
例えば、デニムのオーバーオールがあれば、中に着るトップス次第で色んなキャラクターの仮装ができます。
黄色いパーカーを着ればミニオン、赤か緑のTシャツならマリオ&ルイージ、赤と白のボーダーTシャツならウォーリーになれます。
あとはそれぞれのキャラクターに合わせてワッペンをつけたり、小物で帽子やメガネを足せば、リメイクコスチュームの完成です。
なるべくクローゼットにあるもので仮装ができないか、アイデアを絞ってみましょう!
フリマを活用する
仮装用のコスチュームは、なかなか普段着る機会がない服ばかりですよね。
一度着ただけでクローゼットに眠っていたり、捨ててしまったりする人も多いのではないでしょうか。
そんな時はフリマを活用しましょう!
フリマサイトやアプリを利用して検索すると、意外にもかなり多くの仮装用コスチュームが見つかります。
しかも出品されているコスチュームは、一度だけもしくは数回着ただけの状態がいいものが多く、とてもお得にゲットできちゃうんです。
またアニメや漫画のキャラクターのコスチュームだとクオリティが高いものや、小物がセットになっている本格的なものも多いのでおすすめ。
もちろん購入するばかりではなく、自分が着なくなったコスチュームもフリマで誰かに譲ることで、無駄な衣類の廃棄を防げます。
ジャックオーランタンは食べられるもので代用
ハロウィンといえばかぼちゃをくり抜いてランタンにした、ジャックオーランタンが有名です。
ジャックオーランタンに使うかぼちゃは食用ではない、ランタン用のかぼちゃを使うのが一般的です。
しかし食用のかぼちゃに比べて中身が少ないランタン専用のかぼちゃとはいえ、タネや繊維などはくり抜いて捨てなければいけません。
ジャックオーランタンの顔を作るためにくり抜いた皮の部分と合わせると、結構なゴミの量になってしまうんです。
無駄なゴミを出さないために、ジャックオーランタンは食用のかぼちゃで作りましょう。
くり抜いた中身はサラダやスープに、タネはフライパンやトースターで焼いておつまみのナッツのように食べたり、砕いて料理のアクセントとして食べたりできます。
またかぼちゃの代わりにオレンジをくり抜いてジャックオーランタンを作るのもおすすめです。
くり抜いたオレンジはミキサーにかけてジュースにしたり、煮詰めてマーマレードなどにしたりすればこちらも美味しく無駄なく食べられます。
サイズ感も小さくて可愛いため食卓の上に飾っても可愛いですよ。
サステナブルにハロウィンを楽しもう!
いかがでしたでしょうか?
いつものハロウィンでは意識していなかったかもしれませんが、改めて視点を変えてみると無駄やゴミが多いことに気づけたでしょうか。
今回の記事で紹介したことを実践して、今年からはサステナブルなハロウィンに切り替えましょう!
また仮装をして街に出かけるのであれば、必ずゴミを持ち帰ることを忘れてはいけません。
地球を大切にしながら、ぜひハロウィンを思いっきり楽しみましょう!