食生活に注意を払えば学力は大きく伸びる!今回の筆者はこのように語ります。予備校を経営している筆者は食生活を見直すことで学力不振に悩んでいた子が“大逆転”も可能であると。
しかし皆さんも知っている通り、現在の子どもたちそして私たちを取り巻く食環境はとても劣化しています。それは子どもたちの行動からも顕著に現れており、熱心に指導をしても学力が伸びない子、受験の大事なシーンで力を出し切れない子は極端な偏食など食生活に問題があるケースが多く見られるそうです。
著者は予備校生対象の寮を設置しており、そこで標準的な食事(主菜、副菜、漬物、汁物、ごはん)を提供しています。そこで食生活に問題があるケースは顕著に現れたと言います。肉を食べてあとは残す、魚や野菜に全く手をつけない。そんな子どもが10人中2人くらいの割合だったのが、いつのまにか逆転し、ほとんどの子どもが極端な偏食を食事で現すようになったそうです。この現象は給食でも現れていると言います。
手間ひまをかけるより「手を抜きたい」親たち
子育ては手間がかかるものです。
日々の生活での挨拶、身の回りの整頓、毎日の食事など。規則正しい食事を子どもにさせるということは、家族も同様の生活サイクルに合わせる必要があります。さらにその手間がかかる中に食事では、主菜、副菜、ごはん、漬物、汁物のような和食は点数も多く、時間そして買い出しの手間もかかります。
そのため最近では、手間のかかる大変さに向き合うから、コンビニ弁当、インスタント食品「便利で手軽なもの」で手を抜こうとする人が増えています。もちろん時にはそんな便利な食品の存在はありがたいものですが、それが「非常」から日常になることに筆者は警鐘を鳴らしています。
日本食を理想な食事と称した「マクガバンレポート」
“マクガバンレポート”は、現代の栄養学につながる重要な視点を示していると言われています。これまで病気は、細菌・ウイルスが原因あるいは栄養不足からなるものだと思われていました。しかし実際は、日々の食生活からくる栄養の偏りによっても深刻な病気が引き起こされていることが、マクガバンレポートで明らかになりました。この事実を世界で初めて公的に発表したレポートとしてこのレポートは非常に価値があります。
そこで「がん」などもろもろの慢性病は肉食中心の偏った食生活がもたらした食源病であり、薬では治らないと明言しています。
大量の脂肪、過剰な糖分、塩分が心臓疾患やがん、脳卒中などの病気を増やしている真犯人であることがマクガバンレポートには記されています。その中で病気を防ぐ食事として称賛されたのが「かつての和食」でした。
ここでかつてのと付けたのは、玄米や豆類、未精製の穀物を中心に添え、多種類の野菜や海藻魚介類の食事を指しています。改めて私たちの食卓を見回してみましょう。コンビニフードを中心に据えたジャンクなものがほとんどを占有しています。反対にアメリカではヘルシーな日本食を取り入れる動きが盛んです。この先がどうなるのか目に見えていませんか?
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