ヴィーガンやベジタリアンから注目を集め人気が高まっている大豆ミート。
最近ではスーパーに数多くの種類が並んでいたり、レストランやカフェにも大豆ミートを使用したメニューが増えたりなど、とても身近になってきています。
とはいえ、あまり大豆ミートに馴染みのない人にとっては、
「大豆でできているのにお肉の味がするの?」
「大豆ミートの何がいいの?」
そんな疑問が生まれるかもしれません。
しかし、侮るなかれ!
大豆ミートは味・調理の幅はお肉に劣ることなく、健康や環境にもやさしいといったとても魅力のつまった新しい食品なのです。
そこで本記事では大豆ミートについて詳しく説明します。
また手軽にスーパーで買えるオススメの大豆ミートも合わせてご紹介します。
あなたも普段の食事に大豆ミートを取り入れてみませんか?
大豆ミートとは?魅力を徹底解説!
大豆ミートとはその名の通り「お肉の味や食感に近づけた大豆を原料とする食品」のことです。
ソイミートやベジミート、代替肉などとも呼ばれています。
大豆の油分を絞り、加熱、加圧、乾燥させて作られており、牛・豚・鶏などのお肉は一切入っていません。
動物性のお肉を含んでいないという特徴から、ヴィーガンやベジタリアンの人を中心に愛されている食品です。
大豆ミートは最近になってよく耳にするようになりましたが、実は数十年前から商品として存在していました。
改良に改良が重ねられ、今になりようやく世間に浸透し始めたのです。
そんな改良を重ねた背景を持っており、健康や環境、味の美味しさという観点からも大豆ミートは進化を続けており、ニーズが高まっているのです。
そんな大豆ミートの魅力を大きく3つに分けて紹介します。
健康やダイエットにいい
大豆ミートは原料を大豆としているため栄養価が高いのも魅力のひとつです。
高タンパク質で、お肉に比べてかなり低脂質という点からボディメイクやダイエットにもオススメです。
またお肉には含まれない食物繊維を豊富に含んでいるため、腸内環境も整えてくれます。
さらに大豆に含まれる大豆イソフラボンは、生活習慣病のリスクの軽減や女性ホルモンのような働きも期待されています。
お肉の代わりに大豆ミートを食べることは、健康や美容面でも多くのメリットを得られるのです。
環境にもやさしい
南米・アマゾンやアジアの地域で深刻化する森林伐採の原因のひとつとされているのが、家畜を育てるための土地の開拓や、飼料の確保によるものです。
また日本における家畜の排泄物や牛のゲップから排出される温室効果ガスは、全体の排出量の1/4を占めています。
大豆ミートは大豆を原料としているため、環境への悪影響を最小限に減らすことが可能です。
つまりお肉の代わりに大豆ミートを選択することは、環境の保護にも繋がるのです。
長期保存ができて、冷めても味が落ちない
乾燥タイプの大豆ミートは長期保存できるという特徴があります。
製品にもよりますが、賞味期限は1〜2年とかなり長いものが多く、保存食としても活躍します。
また通常のお肉であれば冷めると硬くなってしまいますが、大豆ミートは冷めても食感が変わらず美味しいまま。
その特徴から食卓ではもちろん、お弁当のおかずとしても最適なんです。
炒める・煮る・揚げるなど調理に合わせて使える!豊富な大豆ミートの種類
最近では大豆ミートのラインナップも豊富になり、スーパーには様々な種類の大豆ミートが並んでいます。
すでに調理されていて温めるだけで食べられるタイプや、パウダー状の元を固めて調理するタイプなど、幅広いのも嬉しいポイントです。
大豆ミートの製造方法と形状の違いについて理解して、自分のライフスタイルに合った大豆ミート選びの参考にしましょう。
大豆ミートの製造方法
大豆ミートは製造方法によって主に3つに分かれます。
一番主流なのは乾燥タイプですが、最近では温めるだけでお手軽なレトルトタイプや冷凍タイプの市場も急拡大しています。
メリット | デメリット | |
乾燥タイプ | 長期保存できる、調理の幅が広い | 湯戻しや下準備が必要 |
レトルトタイプ | 開封してすぐに使える | 開封後の保存ができない |
冷凍タイプ | 開封後も保存可能で少量ずつ使える | 製品が少ない |
大豆ミートの形状
通常のお肉と同様、ミンチタイプ、ブロックタイプ、スライスタイプなど大豆ミートの形状は様々です。
作る料理に合わせて選べるので、和・洋・中華どんな調理にも対応できます。
ミンチタイプ…ハンバーグやミートソース、餃子や麻婆豆腐などひき肉の代わりに使えます。
ブロックタイプ…カレーやシチューなどの煮込み料理、唐揚げに最適です。
スライスタイプ…野菜炒めや焼肉風の調理にピッタリ。重ねることでトンカツ風にアレンジも可能です。
このように様々な形状があるため、料理の制限や調理方法に縛られることなく、自分好みの味が楽しめます。
今回はミンチ、ブロック、スライスという主な3つの形状を紹介しましたが、他にも手羽先タイプやもつタイプなど豊富な種類が発売されています。
自分の得意料理やよく作る料理に合わせて、色々試してみてくださいね。
また乾燥タイプであれば長期保存できるため、色々な種類の大豆ミートを揃えておくのもオススメです。
オススメの大豆ミート商品3選
では実際にスーパーで買えるオススメの大豆ミートを3つ紹介していきます。
有名なシェフが監修しているものや、プライベートブランドでコスパがいいものなど、お気に入りを見つけてみてください。
和食にオススメ!マルコメ「大豆のお肉 和風ブロック」
テレビや雑誌などでも人気の落合シェフが監修した、ブロックタイプの大豆ミートです。
和風のかつおだしが効いており、和食にピッタリのやさしい風味です。
煮物やお鍋料理などに入れれば本格的な和食のおかずになります。
また今回紹介した和風ブロックの他にも、マルコメの大豆のお肉シリーズには「洋風ミンチ」や「中華風フィレ」などがあり種類も豊富です。
普段使いにオススメ!トップバリュ「大豆からつくったハンバーグ」
普段のお買い物にイオングループのスーパーを利用する方も多いのではないでしょうか。
そんな方にオススメなのが、トップバリュの「大豆からつくったハンバーグ」です。
イオングループのプライベートブランドということもあり、コスパも抜群。
さらにハンバーグソースの味もデミグラス、玉ねぎ、豆乳クリームなど豊富で、ボリュームも満点なので毎日の食卓に重宝します。
お弁当にオススメ!伊藤ハム「まるでお肉!大豆ミートのからあげ」
まるで本物のお肉のような食感・味・香りが大豆ミートで再現されたからあげです。
生姜とニンニクの下味が効いており、ご飯がすすむ一品。
大人からお子様まで好きな味で、一口サイズなのでお弁当にピッタリです。
おつまみやおやつにもパクパクいけちゃいます。
お肉にない魅力に溢れた大豆ミートをぜひ食卓で!
本記事では、大豆ミートの魅力やオススメ商品について解説しました。
簡単にまとめてみると大豆ミートの魅力は、
・体にも健康にもやさしい
・長期保存ができるから常備食にも最適
・種類が豊富で調理方法を選ばず味も美味しい
大豆ミートはどうしてもお肉の代替品というイメージがあるかもしれません。
しかし味もお肉に劣らず美味しくヘルシーで、さらにお肉にはない魅力もあるんです。
おまけに最近はスーパーで手軽に買えるようになり、レシピも簡単に検索できるようになりました。
自分や家族の健康のため、私たちが暮らす地球の未来のためにも大豆ミートを普段の食事に取り入れてみましょう!