生活の中で登場機会がたくさんあるプラスチックですが、近年海洋ゴミの増加や、マイクロプラスチック(5ミリ以下のプラスチック)の流出によって環境保護そして、資源循環の観点から削減の道を歩み始めています。しかし、コロナウイルスによって衛生面に関心が高まったこともあり、改めてレジ袋やマスク、使い捨てのカトラリーが求められ、減量に待ったがかかっています。
そこでプラスチックは減らしつつも、環境負荷も抑えたい…そんないいとこ取りをしてくれるありがたい存在こそがバイオプラスチックです。
2022年4月1日から施行されるプラスチック資源循環促進法でも、バイオプラスチック使用が後押しされています。
まずはその定義からいきましょう。
定義
似た言葉が3つ登場します。
バイオマスプラスチック(非生分解性)
生分解性プラスチック
バイオプラスチック
バイオマスプラスチック(非生分解性)は、原料として植物などの再生可能な有機資源を使用するプラスチック
生分解性プラスチックは、プラスチックとしての特性は持ちながら、ある一定の条件下で微生物の働きによって分解され、最終的に二酸化炭素と水まで変化するプラスチックのことです。
バイオプラスチックは、上記のバイオプラスチックと生分解性プラスチックの総称を指しています。
原料
注目すべきはその原料で、サトウキビ、トウモロコシ、キャッサバから取れる糖や油脂が利用されています。
日本は2030年までにバイオプラスチック出荷量300万トンを目指しています。
2018年時点での出荷量は4万トンで、約100倍近くの出荷増を予定しています。
これからさらに勢いを増してくるバイオプラスチックですが既に製品化されているものもあります。その一部をご紹介!
<参考>
日本バイオプラスチック協会 http://www.jbpaweb.net/bp/