ただ安い!わけがない
今日の特売品!本日の目玉商品!スーパーには、あの手この手を使い消費者に商品を買ってもらおうといろんな工夫をしてくる。そんな中の商品を安いほどいいと思って、考え無しに商品を買っていないだろうか?商品を手に取る前に安さにはどんなカラクリが潜んでいるかを考えてほしい。
例えば、原材料の量を減らして添加物によるカサ増しがある。作り方の簡略化がなされている。劣悪な輸入食材を使用している。当たり前のことだが、その商品を販売して赤字が出るのであれば本末転倒なのでこれだけ安く販売しても利益が出ることを前提にスーパーは販売している。
今必要なのは「買うか買わないかの情報」であると筆者は語る。今回紹介する書籍は、『安い食べ物には何かがある』フードプロデューサーがこれまでの経験から安い食べ物の理由、カラクリについて解説してくれている。今回はその一部をご紹介しよう。
目玉商品は本当に買いか
目玉商品は、特別に安くしてその商品で消費者を呼んで他の商品を買ってもらおうとする。それを買う価値があるかを買う側が試されている。安ければ安いほど消費者が集まり買われるほど、企業はその商品の販売を増やすことにエネルギーを使う。さらに多くの利益が上がるように原材料が安いものに切り替え、工程を省くことで効率化をはかる。その上で本当にこの商品を買うべきかそれは消費者に委ねられている。
食品以外にも潜む罠
食品以外にも魔の手は忍び寄っている。私たちが日常的に食事の前や食後、何かを拭いたりする時に使う、ウエットティッシュもとても安い。よく考えてみてほしい。ウェットティッシュはなぜずっと濡れたままなのに、箱の中でカビが生えないのか。お風呂やシンクなどお家の中の水場では、常にカビとの戦いが繰り広げられる中、ウェットティッシュはどれだけ置いておいてもカビない。もちろんタネはある。そこには強力な防腐剤が使われている。
これを知らずに子どもの口を拭いたりしていないだろうか。知らず知らずに親が自ら子どもへ防腐剤を摂取させてしまっている。これも知識があれば防げるものだ。
無知はコスト
年々便利になってゆく世界はもちろん生活を快適にする。消費者のもっと長持ちしてほしい、もっと安く、もっと美味しくに答えるために企業は努力を重ねている。しかしそのカラクリを知らないことで、表向きの値段が安く得した!と思っていても、その裏で病気や精神の乱高下でさらに高いコストを払わされている。現代はたんぱく加水分解物や酵母エキスなどのうまみ調味料で消費者の舌を騙すことは簡単だ。だからこそ自分自身の体そして家族の体を守るための投資だと思って商品を選ぶことが大切だ。