日常に溶け込みすぎて見つからない犯人
なんとも衝撃的なタイトルが躍る。今回紹介するのは『パンと牛乳は今すぐやめなさい!』もはや朝食、食事の定番として君臨しているパンと牛乳が実は体調不良を引き起こしているという事実を科学的な観点から説明してくれる。習慣的に摂取している人は改めて見直してほしい。
“牛乳が体にいい”神話はどこから?
小学生のころから給食に並ぶ牛乳。そこに含まれるカゼインが人体に悪影響をもたらしているそうだ。そもそもこの牛乳が体にいいとされる根拠は、アメリカの有名な小児科医による書籍『スポック博士の育児書』(1964年)に基づいている。この本が世界的ベストセラーになり、書籍の中で牛乳を飲むべきだという内容から日本でも育児、教育現場で取り入れられてきた。
しかし、その改訂版第7版において牛乳は飲むべきではない。と菜食をすすめる形に改定されたが、この情報は周知されず今でも牛乳は体にいい神話が残り続けているのが現状だ。さらに生乳ができるまでに牛へダメージが与えられている。ホルモン注射や遺伝子組み換えされた餌、抗生剤の投与など、食品としてかなり危険視すべきものとなっている。
小麦のグルテンがもたらす”毒”
ここで話題に上がっているパンは菓子パンなどではなく、普通の食パンだ(全粒粉パンも含まれている)。パンに含まれる小麦が体に悪さをする。小麦は燃焼されにくく、分解された後に内臓脂肪へ直結する。皮下脂肪より内臓脂肪が危険であることはメタボが話題になったことから知っている人も多いだろう。さらに小麦に含まれるグルテンは、食欲を増進させる効果まであるのでさらに摂取して内臓脂肪が増える悪循環に陥ってしまう。
小麦のグルテン、牛乳のカゼインを避けるためには、そうパンと牛乳をやめるのが重要になる。
ではどんな食生活を送ればいいのか。それを本書では詳しく解説してくれている。内容が気になる方はぜひ本書を手に取ってほしい。