一番食べてて一番知らない食べ物『甘いバナナの苦い現実』

エシカル消費

みなさんはバナナがどんな風に生っていて、どのように収穫されるか知っていますか?イメージしてみてください。


このように生っています。

どうですか?イメージ通りでしたか?それとも色、量が違いましたか?誰もが知っているバナナは日本人が一番食べている果物です。代表的な果物りんご🍎、みかん🍊よりも人気なんです。ではバナナを特産品にしている都道府県はどこでしょう・・・?


りんごは青森県!やみかんは愛媛、静岡など浮かんで来るのに一番人気なはずのバナナの名産地といえば・・・と聞かれて浮かぶ都道府県はありません。それはなぜならほとんどが海外から輸入されているからです。

ではどこの国から輸入されているか?それはフィリピンです。さらにフィリピンの南部ミンダナオ島というところで日本に輸入される98%が生産されています。そこで巻き起こっている問題について、本書はとても詳細に語ってくれます。その中から今回は一部をご紹介します。

バナナに潜む問題

綺麗なバナナを収穫するには、農薬を散布する必要があります。農薬は大規模な農地に撒く必要があるので、手作業では到底まかないきれません。そのため飛行機を使い一気に散布をするのです。しかし、そこに人がいてもお構いなし。農家たちが農薬を吸い込み健康被害を受けています。

さらに低賃金です。大量のバナナを世界規模に流通させ販売するには、加工技術を持ち合わせた団体である必要があります。しかバナナ市場に参入できないため、一部大事業体の寡占状態になっています。そのため安く買い叩かれるのです。人気の果物りんご、みかんに比べてここ数年の価格を比べると、バナナだけが一定です。

そのために私たちはどうすべきか?

農家たちが農薬に晒されていたり、低賃金で働かされていることで私たちは綺麗で安いバナナを手に入れています。ではそんな環境を改善するためにはどうするべきか。それがエシカルバナナを購入することです。筆者たちはエシカルバナナを定義してその普及に取り組んでいます。

エシカルバナナの定義
①生産地の水・空気・土地を汚染しない。
②先住民の生活や先祖伝来の土地に関する権利を尊重する。
③産地および消費地の人びとの健康を害さない
④サプライチェーン上で強制労働や人権侵害が存在しない。

自分たちがお金を出している食べ物そんなバナナ🍌について見かけたら、少し考えてみてください。

最後までご覧いただきありがとうございます。わかりみ商店では食事をはじめとした健康情報、ヴィーガン、エシカル情報を発信しています。また次回の更新をお楽しみに!

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